僕の遠征は基本的に国内のジギングから始まり、
中心はカンパチやイソマグロのジギングだったわけで、
GTデビューは1999年と遅かった。
それがモルディブである。
1999年2月と2000年3月に行ったモルディブの様子をアルバムにしてみた。
まずは、1999年の写真から。
これぞトロピカルの代名詞モルディブの島の写真。
当時は海外でGTといえばモルディブ、
モルディブといえばGTというほど
GTアングラーはモルディブを目指していた時代である。
やっぱりせっかくGTデビューするんだったらと、
清水寺から飛び降りる勢いで茂木さんのツアーに参加したのだが、
思い切って来てよかったと思わせるには十分な景色であろう。
もう一丁!
そんでもってボートはドーニと呼ばれるこんな船である
前から見たところ。
これに乗って数泊船中で過ごして釣りをするのである。
なぜにボルディブまで来て水上コテージなんかある美しいコテージに泊まらず、
こんな汚い船で寝泊まりするのかというと、魚釣りが第一だからである。
こんな風なGTをたくさん釣るのが目的だからである。
めっちゃ楽しみであったが、ひとつだけ心配していた噂があった。
ドーニには大量のゴキブリがいて夜な夜な顔を這いに来るという噂である。
日焼けしてかさかさになった肌を寝ているすきに食べに来るわけだ。
いやな噂はやはり本当でベットルームには大量のゴキブリが・・・
日本から持って行ったゴキブリホイホイがあっという間にいっぱいになった。
こんなことならバルサンを持ってくればよかったと思うが時すでに遅しである・・・
ドーニを後ろから見たところで、ここで食事する。
さらにひどい目にあったのは食事である。
朝はパン。昼はパスタ。夜はカレーが毎日毎日繰り返される。
一番驚いたのはこの食事を作ってくれていたコックさん。
このドーニには釣り人5人に対して
キャプテン、副キャプテン、クルー2人にコックさんと5人もの現地人が乗ってくる。
その中で見るからに一番不潔そうなやつがコックなのである。
頭がアフロだったコックのその髪の毛の中にはやっぱりゴキブリが・・・
それも1匹や2匹ではない。
何が悲しくてモルディブまで来てこんな不潔なオヤジが作った
なんの工夫もない食事を毎日毎日繰り返し食べなければならないのか・・・
すべてはこんな感じで釣りをするためである。
普通、新婚旅行客やダイビングが目的で訪れる
モルディブのリゾートとはこんなところである。
そして、こんな桟橋を渡って行くと
トム・クルーズあたりがカクテルを作っていてもおかしくないこんなバーで
呑気に酒を飲んで過ごすのが、正しいモルディブだと言えよう。
ちなみにこの写真は飲料を仕入れるためだけに立ち寄ったリゾートで撮ったものである。
さらにモルディブはイスラム教徒の国であり、基本的に禁酒である。
我々はそれでは死んでしまうのでビールだけは融通をきかせてもらった。
そんなことで衣食住を我慢した釣りはビシバシ釣れた。
茂木さんめっちゃ若いです・・・
このころから小物釣りも大好きでモルディブでもこんな釣りをしていた。
こんな感じでリーフエッジを進みながらキャストしていくのがモルディブ流
遠征が大好きな本家エイジさんのファイトシーン。
この人はこの後も年に何度も海外で巨大魚と格闘しております。
1999年の最大魚はナマちゃんさんのGT35キロ
リーフエッジに向かってウォ~~~~リャ~~~~!
そんでもってヒ~~~~ト~~~~~!!
どんなもんじゃ~~~!!!
モルディブ2000へ続く
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