タンザニア・マフィア島 1999.11

片道飛行機5回も乗り継ぎ、
55時間もかかって目的地に到着したのは
1999年11月に茂木さんと訪れた
タンザニア・マフィア島である。

とりあえず、そこで釣れたGTをドーンと一発!
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日本を出発して中近東のドバイからケニアに向かう
3回目の飛行機の中でこんなことが起こった。

飛行機を乗り継ぐ度どんどん日本人は減っていき、
我々のほかにはもう誰も日本人はいないと思われた。

僕の目の前にカトちゃん頭(つるっぱげのこと)で、
もじゃもじゃのひげ面のいかにもアラブって感じの人が座っていた。

僕の隣の愛知の中森さんが
「中村さんの前の人、まぶしいですね~~~♪」
と言った途端、その人は怪訝(けげん)そうな顔で
こっちを振り向いた!

ドキッとしたが、いやいや偶然だろう。
日本語が分かるはずがないと思い込んだ。

中森さんはそんなことは気にせず、続けてこう言った。
「さかさまにしても顔になる絵があるじゃないですか~。
前の人まったくそんな顔ですね~~~わっはっはっ!」
と言った途端、その人は怪訝そうな顔でまたこっちを振り向いた!!
怪訝というより、今度は鬼の形相だ!!!

中森さんと僕はあまりのタイミングのよさと、
その反応に驚き、内心何がなんだか分からないが、
これ以上彼を愚弄するのは避けた。

後で彼と通路を挟んで座っていたメンバーの大宅さんに
教えてもらったのだが、彼は三菱重工のえらいさんで、
日本に帰化したりっぱな日本人であり、
僕と中森さんのお馬鹿な会話は
すべて伝わっていたということであった。

穴があったら入りたかった・・・

皆さんも日本人がいないと思われる海外に行っても
十分日本語には注意しましょう!

そんなことがありながら、最後はこんな小さな飛行機でマフィア島に入った。
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マフィア島というだけあって、
空港はなんだか怪しい朝もやに包まれていた・・・
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さて、ロッジは非常に立派なロッジだったが、
ウェルカムドリンクがアリさんだらけだった のには驚いた。
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ロッジの前は きれいな砂浜だったが、
絶対に裸足で歩かないように と告げられた。

 

なぜなら、砂にダニがいっぱいいて
足の指の爪の間に入って悪さをするそうだ。
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だって、現地の人みんな裸足ですやん?
と思ってよく見たら、
ほとんどの人の足の指に爪は無かった・・・

ロッジの前の海ではこんないかにもアフリカ~!っていう船が!
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さて、釣りのほうは初日からトラブルだらけであった。

まず、メンバー1人の荷物が届かなかった。

次に初日から乗れるはずのボートはなんとひとつもない!

カーペンターの小西さん はマラリアのハマダラカに刺されたと、
ちびまる子ちゃんのように顔には斜線が・・・

おまけに小西さんは自分のベッドだけシーツが
ウジムシのような小さなムシにいくつもの穴を
開けられているのを発見し、発狂していた。

他にも小指くらいの太さのヤツデが
そこかしこにトグロを巻いていた。

ムシ好きの僕は喜んでビニール袋に集め、
ベッドのうえに置いていたら、
悪いことに小西さんが中を覗き込み、
ロッジ中に響き渡る悲鳴をあげることになった。

そんなわけで初日は釣りができず、夕日は目にしみました。
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ところがどっこい!
翌日から自力で見つけたボート3隻でGTは入れ食い であった!!
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アベレージも大きく30㌔近い のも多かった!!
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ジギングではイソマグログルーパーが続々ヒット!!
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一番大きなGTを釣ったのは福岡の大宅栄治さん

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この子たちにT-シャツをプレゼントしたら、翌日売られていた・・・
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村で見かけた面白い壁の絵パート1
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僕好みの絵で持って帰れたら持って帰りたいと思わせた壁の絵パート2
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村の様子パート1
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村の様子パート2
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実はこの釣行で一番ショックだったのは、
フィルムがかなりダメになっていて、
写真がこれらのほか、
少数しか見られるものがなかったことである。

たくさん、面白い写真も撮れていたはずなのに・・・

これらのほか、トラブルもまだまだいっぱいあったけど、
トラブルはがあればあるほど思い出に残り
なぜか楽しかったと思えてくる。

そんなアフリカの旅でした。


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